200x年10月の地球 

 

  私達が住んでいる場所は日本です。

 

  今まで“一番 治安が良い国”と評価されてきましたが、最近は安心して暮らせる

 状態は無くなりました。 起こされる犯罪は、ほとんど“カネがらみ”です。

  “カネ”が無いと“生活できない。首をつるしかない”と思いつめています。

 

  “万物の霊長”と言われる知恵・能力を持ち宇宙にまで飛び出している人間が本当にお金が無いと生きて

 いけないのか・・・

 考えても、考えてもカベにぶつかり、出口の見えなかった問題が市町村合併にともなう“自立優遇措置

(交付金)”や一般税収の運用方法によっては、明るい 出口が見つかるのではないかとヒントを得る事が

 出来ました。

 

 市町村は、10年後に政府からの交付金は半減します。

 福祉など期待できない状態になります。国に頼ることは、できなくなります。

 自分達で自分達の生活・健康は守らなければなりません。

 

 例年、政府から交付されるお金は、通常の予算計画に当てられますから、自立の準備に使う事は

 できませんが、 “自立優遇措置金”は自立のために使うお金です。

 

 又、通常の税収入であっても、自立用に使う事を優先し、緊急以外は、目先の事に使わずに、皮算用はせずに、使っても使っても減ることが無い、打ち出の小づちのような使い方(生き金)をする事によって、自立の道が大きく開かれていくのではないかと思います。

 

 ここに記すのは、市町村が政府の交付金に依存せず、住民みんなで協力し、自給自足体制を作り上げ、『楽しく、美しい』環境を創造していくための提案です。この提案は骨組みの段階です。

 もっと多くの優れた知恵者・体験者によって、さらに完全な骨組みが出来上がる事を期待して、情報発信することにしました。

 

無限の循環・自然との共生

 

 大自然は〈衣食住のすべての原料〉を無料で提供し、永遠に循環し、つきる事なく人間生活に供給して

くれています。

  又、人間は、大自然がくれた無料の食物と水があれば、寿命が来るまで、生き続ける事ができます。

人間の思考力・能力も、アリ一匹作れない人間が産み出せるものではなくもちろん個人的な所産ではなく、

大自然の産物の一つと考える方が、正直なのではないでしょうか。

 

 ところが、皆様もごぞんじのように、何億年も昔から誠実に供給し続けてくれていた大自然からの贈り物が、近年、絶滅したりとどこおり始めました。

自然の循環は、自然との共存共栄をするかぎり、決して止まること無く、人間生活を潤してくれていました。

 しかし今は、飲み水も買う時代になりました。

汚れの無い自然の循環を断ち切ったり、ゆがめてしまうのは・・・人間自身・・・あなたや私です。

 そして自分達の首を絞めていきます。

 

 私達は〈大量生産し、大量消費しなければ,お金がまわらない〉・・・と言う、貨幣循環のシステムを

作り出しました。

 お金をどんどん印刷し、大自然を大量に破壊し、使い捨て時代を歓迎しました。

空気・水は汚れ、病気が普通になりました。

 

 ここに二つの循環があります。大自然の循環と、貨幣の循環です。

  このどちらが大切でしょう?

 貨幣の循環も決して悪いものではなく、何にでも交換できる便利さは大変役立ちましたが、

 利己主義と資本主義が手を結ぶと、戦争にまで発展します。

 武器を作り、武力で国や人々を支配するようになります。 多くの国土が焦土になりました。

 武器を売買し巨額の“カネを循環させる”。

 戦争ですべてを焼き払い、建て直しで、又、巨額の“カネを循環させる”

  戦争がなければ、巨額のカネが循環しませんから、人間の欲望(利己主義)は、どうしても

《戦争と巨額の儲け》に引き寄せられてしまうのでしょう。

 

 “カネを循環させる”ためには“モノこわし=戦争”がどうしても切りはなせないわけです。

 

今は21世紀です。大自然を破壊し続ければ、人間生活もできなくなることを、多くの人が気付きました。

 

 “自然の循環生活”に入る必要があり ますが、長い年月続いた貨幣の循環は、巨大なしがらみとなって、

人々の生活 はがんじがらめに身動きできない状態に縛っています。

 

 “貨幣経済”の弊害は判っても、抜けだす出口が見つかりません。

 

 ここに、千年に一度のチャンスがやってきました。

 自然の循環に切り替えられるチャンスです。

 

 “貨幣の循環”から、何のリスクもなく、おだやかに、活き活きと、“自然の循環”に移せるチャンスです。

政府が支援する、千載一遇(せんさいいちぐう)のチャンスです。

 

 千載一遇のチャンスとは

 バブル経済が崩壊してから、国の経済はどんどん苦しくなってきました。

そこで、経費削減のために、市町村合併を奨励し、地方の交付金を10年がかりで半分程度に減らす事を

決めました。

 その10年間に、しっかり自立するようにと、自立するための優遇措置(自立支度金のようなもの)

も決めました。

 市町村は合併によって一般的な経費の削減が図られると考えられますので、国からの交付税も減少する事が予想されますが、合併後10年は、今までと同額の交付税が全額保証されるので、経費の削減分だけ、自立のために利用できるというわけです。

 自立のための優遇措置金の利用だけではなく、一般税収入を自立のために活用することでも、同じ効果を

発揮できる事は、説明するまでもないでしょう。

 どんなお金でも、基本的に自給自足のできる設備を充実させる事に使うと、村は活性化してくるのです。

 雇用も増え、都会に出た人々もUターンできる可能性が出てきます。

 

 詳しくは『クモの糸・金の糸』に物語風にして説明していますので、お読みくださって、ご理解頂ければ

うれしいです。

 

 この物語を読み進まれると、コミニティステーションが見えてきます。

 

 その中に、コンビニエンスストアが開店しています。

このコンビニで取り扱っているものは、住民のための食品と日用雑貨品です。

 自給自足を目指していますので、ここでの販売品はほとんど土地の生産物や住民が加工したものですが、塩・砂糖・コーヒーのような、ここでは収穫できないものなどは、産地と提携して販売商品を増やしています。

 又、この交歓村こうかんむら(喜びを交え合う村の意味)では、地産地消(地域の生産物を地域で消費する)をゆきわたらせるために、 地域通貨(ハートマネー)を発行しています。

 

 地域通貨(ハートマネー)を便利に使って貰うには、住民の生活必需品を、必要に合わせて提供する事が

重要です。 扱い商品をどんどん増やして、〔高度な便利・高度な安全・高度な良品〕と自然との共存共栄を目指しています。

 

コンビニでの日用必需品、食品などは、次の条件に当てはまる生産品、加工品を扱っています。

 

1)原材料は国産品がベスト。  

  (食品・その他)

 

2)生産者、加工者、直接であること。  

  (例外を除いて、輸入品は不可)

 

3)リサイクルが可能なものなら、何でも。

 

4)循環型加工器具、機械・道具。又は、アイデアを持っている方、   

  (フリーエネルギーなど)の知恵も、扱っています。

注・循環型加工器具、機械・道具とは、造り出す加工品が

 

1)ゴミにならないもの。

 

2)使い捨てでないもの。

 

3)長く使えるもの。

 

4)直して使えるものなどを、加工したり造り出したりできるもの。

 

 例・・・トーフを作る道具

    大豆を原料にして、最後のおからまで、すべて使える。

 

 例・・・酵素風呂。(浴槽は木材でリサイクル可能)

    米ぬかを酵素により70度に発酵させ、入浴して貰う。

    酵素は血液中のコレステロールや不純物を体外に出す。

    サラサラ血液となる。

 

    少しづづ入れ替えていく糠(ぬか)は、肥料として土を元気

    にする。ゴミは何も出ない。

 

 大量生産ではなく、伝統技術などの手工芸品も大歓迎です。

良品と長く大切に付き合うことが、自然との共栄につながると思います。

自給自足に必要と思われる設備、費用、技術など、どんどん取り入れます。

 お知らせくだされば、実際に村で設備し、活用します。

 

 コンビニに備えてある交歓村マップには、設備に必要な雇用者数も順次記入してゆき、実現可能なマップに育てていきたいと思います。

 

 自然との共存共栄を心がけたいと願っている方々との交流を、心よりお待ち申し上げます。